知ってほしい!豆知識
変動金利型住宅ローンを借りて、金利が上昇したら、具体的にどう行動したらいい?
金利が動く、金利が付く時代が到来しています。
変動金利型住宅ローンを借りたとして、その後金利が上昇したときには、具体的にどう行動すればいいのでしょうか。
方法は2つです。
①繰上返済
毎月返済額が変わらないようにしようと思うと、それなりにまとまった金額が必要になります。
金利が上がったらすぐに繰上返済をし、負担を減らしていく。これを35年間続けていくことができますか?
②借り換え
金利が低い間は変動金利型、金利が上昇してきたら固定金利型に借り換えすればいいのでは?とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
その考え方は間違ってはいません。しかし、実際は固定金利型に借り換えできないという人も少なくないのです。
理由1●変動金利型より固定金利型の方が先に上昇するから。
金利が上昇する場合には、変動金利型よりも固定金利型の方が先に上昇する傾向があります。
早めに決断ができればいいのですが、まだ変動金利型が上昇していない段階で、固定金利型に借り換える決心はなかなかできないのではないでしょうか。
理由2●損得の視点で考えてしまって借り換えできない。
【損得の視点】とは、どちらで借りた方が総返済額が得なのか?という「お金の損得で考える視点」のことです。
損得で考えることは大切なことです。
ですが、金利タイプの選択は、損得の数字上の計算で結論を出そうとすると、無限のケースを想定しなくてはならず答えがでません。
借り換えの場合も同じです。
現在、変動金利型と固定金利型の金利差は1%以上あります。
金利が上昇してもそこまで上がらないかもしれないから、借り換えると損かもしれない。とお金の損得だけを考え、ついつい様子を見てしまう人が多いのが実情です。
行動力、決断力が強い人でないと、実際に変動金利型から固定金利型への借り換えはタイミングが難しいのです。
結果的に多くの場合は、そのまま変動金利型で返済していくことになると思います。
なので、金利が上昇しても返済していけるのかということは、借入前に十分に検討しておく必要があります。
住宅ローンは35年間(420回)、決まった金額を払っていくという、金融機関との約束なのです。
35年間、420回しっかり払っていけば、家が自分のものになる。
でももし途中で支払えなくなったら、家は取り上げられる。
これが住宅ローンの約束です。
損得の視点で考えることも大切ですが、この住宅ローンの約束を果たすことが一番重要であることを忘れないようにしていただきたいです。
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以上の2つのリスクヘッジができる方は変動金利型を選択してもいいのではないでしょうか。
ですが、繰上返済も借り換えも私には難しいかも…と思われるようでしたら、全期間固定金利型【フラット35】をお勧めします。
確かに変動金利型に比べると金利が高いことは事実です。
ですが、今なら全期間固定金利型【フラット35】には金利引下げメニューがあります。
若年夫婦世帯または子育て世帯の場合には「子育てプラス」
長期優良住宅等の質の高い住宅であれば「フラット35S」
維持保全・維持管理に配慮した住宅などは「維持保全型」
自治体と連携した「地域連携型」などがあり、ポイント制になっています。
例えば4ポイントの場合、当初5年間は適用金利がマイナス1%となり、変動金利型の金利に近づきます。
このような引下げメニューに該当すれば変動よりも金利が高いというデメリットがある程度カバーされてより選択しやすくなるのではないでしょうか。
金利タイプの選択に迷ったら、お気軽にベストバンクにご相談ください(^^)
●毎月返済額が変わらないように繰上返済するには実際いくら必要なのか
●フラット35、私の場合はどれぐらい金利引下げされる?
●私は変動金利型を選択しても大丈夫?
お客さまにぴったりの金利タイプ選びをお手伝いいたします!